切手の「水はがし」のこと

海外の切手は裏のりが強い事があって、切手同士がくっついてしまう事が時々あります。また、封筒などから切り取った切手をキレイにはがしたいときなど、「水はがし」をします。

やり方は簡単で、単に水につけるだけなのですが、ちょっとしたコツがあります。

・慌ててはがさない。 濡れて紙が傷みやすくなっているので、急いではがすと破けます。放っておけば自然に剥がれてきます。

・時々水を替える。少し経つと水が濁ってくるので、水を入れ替えながらやるといいです。

入れ替える際に、水道水が直接切手にかからないように・・・水流で紙が削れてしまうことがあります。

・8割方乾いたところでプレスする

「糊が取れたら新聞紙などに挟んで重石を載せ、しわを伸ばす」という風に聞いていたのですが、これが意外と難しく、水分が多いとしわしわになってしまうのでずいぶん悩みました。新聞紙で水を切るのもすぐ水浸しになってしまってあまり乾かないし。

今は、ふきんの上で水を切ってしばらく放置、大体乾いた所でティッシュに挟んで重石をしています。だいぶキレイにできるようになりました。

・黄ばんでいる切手も水はがしすると黄ばみが薄れることがある

これは裏糊のある切手の場合で、糊が黄ばんでいるために全体がそう見えてしまうことがあります。

茶色っぽくなっている切手をはがしたら、水が茶色くなる代わりに切手が一段明るくキレイになったことがあったので、試してみて下さい。

微小藻亭日乗

Microalgae Design Lab.のクンショウモです。作品のことなど

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