クスコ(前篇)

標高3400M、この旅の中で一番高い所に来ました。

今回はクスコ観光の前半についてと、最後に高山病の薬について書いています。

ペルー旅行もそろそろ終わりに近づき、クスコで2泊してのんびり街歩きを楽しみながら体を休める算段です。高山病の薬も飲んだし準備万端!ホテルに荷物を置いて一休みしたら早速町の中心であるアルマス広場へ出かけました。

ホテルからはほんの数分でアルマス広場に出ます。ゆったりした空間と空の広さ、周りの建物の美しさに感動しました。のんびりとくつろぐ地元の人たちや行きかう観光客。あちこちに警察官の姿もあり治安も保たれています。

広場が想像よりも広く(リマのアルマス広場よりも広くてキレイ!)、この周辺だけで何日でもいられそう。

広場を歩いて写真を撮ったら近くのインカ博物館へ!楽しみ!石段を少し上がった先に博物館の入り口が…、入り口は目の前なのに歩くのが辛い!ほんの少しの段差がこんなに大変だとは。空気の薄さを体で感じました。

↑広場から、この横断歩道を渡ってすぐ横の坂道を上った、少し丸みのある建物がMuseo Inka。この程度の坂を休みながら上るなんて!本当に息切れして苦しい。平らな場所にあるホテルを取って良かった…ちなみに手前の赤茶色いテラスの店はケンタッキー、数軒左はマクドナルドです。

博物館の建物も素敵!2階への階段はきつかった~。平地を歩く分には気にならないけど、階段は1階上がる=4階分、位の感覚です。本当に1フロア上がっただけでベンチで休まないと無理な感じ。

中は古びた感じで説明も簡素ですがとても良いです。最後の方はスペイン支配の歴史になり、これまでなんとなく知っているだけでしたが、改めて支配された側からの視点で見ると全く印象が変わってきます。ベトナムも行くまでフランス領時代がどんな感じだったか全然知らなかったし、現地に行かないと気づけないままの事って多いなと改めて感じました。

一番下は祭祀の様子。コカの葉がすべて3枚セットなのがポイント!マチュピチュにもコカの葉が置かれている場所があって、ガイドさんに祈り方を教えてもらいました。3枚手に取って、息をかけて置いていくのだそうです。これも同じように使うのかな?

窓からの眺めも素敵です!ちょうど日が差してきました。

入り口もかっこいい。

次は大聖堂とアルマス広場を眺められる教会へ。


クスコは安全だよ、とガイドさんから聞いていたものの、日が落ちてからはやはり不安。緊張しながら太陽神殿近くのレストランへ夕食に出かけました。アルマス広場~太陽神殿周辺は人通りも多く、心配するほどでもなかったです。夕食後に広場へ戻ると、引率の先生と一緒に踊っている小学生の一団が!夜の9時近いのに、地元の人はのんびりしてるなと思いました。

この日の夕食はクラフトビールが飲める太陽神殿横のレストランへ。最初はやっぱり名物ピスコサワーから!どこで飲んでも間違いなく美味しい。お通しのフライドトウモロコシも良い♪可愛いラベルの「7 vidas」というビールを飲みました。アンデスの帽子を被った猫のボトルはキヌア入りビール。ペルーは地元の食材PRが上手いです。

私が食べたのはOsobuco Norteñoビーフシチューのチリ風味リゾット添え。連れはLomo en 2 salsasかな?ペルーはLomo saltadoという牛肉と野菜のステーキが名物でとても美味しいのです。盛り付けもお洒落です。どのお店で食べても見た目がお洒落なだけではなくクオリティも高く、美食の国ペルーだなあと連日感動しっぱなしでした。

太陽神殿からアルマス広場に戻ります。むこうの丘の家々の燈がまるで星空のようで美しい。


広場の夜景を眺めて今日の散策は終わり。翌日は一日のんびりして、その翌日にリマへ戻る予定です。

高山病の話

クスコは旅行者にも人気のある街で、私も行くのをとても楽しみにしていました。しかし、高山病の恐れも大きく、海辺の首都リマから飛行機で着くなり高山病で動けなくなる人もいるとか…、そんな話を聞くと不安でいっぱいになります。

高山病になるかどうかは行ってみないとわからない。せめてゆっくり登って少しずつ体を慣らすぐらいしかできない。とはいえバスで行くのは体力的にも時間的にも治安的にも無理なので飛行機で行くしかない。あとはリマで買った高山病の薬がどれぐらい効くか?

私は人より体力がないけど病弱という程でもなく、でも旅先で無理をするとすぐ風邪をひいてしまう。一気にクスコに行ったら絶対具合悪くするだろうと思われたので、リマでゆっくり休んだ後クスコへ移動、すぐ高度を下げてオリャンタイタンボへ向かい、マチュピチュ観光を終えてから満を持して向かったのでした。

マチュピチュのガイドさんやリマ観光を手配してもらった旅行会社の方から、高度順応できる日程なのであまり心配しすぎずに楽しんでくださいと言ってもらえたので、不安100%から30%位まで下がりました。

結果的には平地を歩く分には特に問題なく、2日目にはゆっくり展望台への散策も出来て楽しく過ごせました!薬のおかげかな?

高山病の薬について

リマのドラッグストアで高山病の薬の商品名を見せたらすぐ買えました。一箱2千円位で、二人で朝晩5日間ぐらい飲んで、特に高山病の症状も出なかったので十分余るぐらい。

調べたところによると現地に向かう前の晩から飲んだ方が良いらしいので(日本で高山病の薬を処方している病院が詳しい情報を書いてくれていて、とても参考になりました)、最初のリマ→クスコの移動前夜にまず1錠飲んでおきました。

そうしたらなぜか夜に何度もトイレに立ってしまい、環境が変わったせいかな~とウトウトしながら考えていたら、連れも夜中に2~3回トイレに行っていて、代謝が良くなった分トイレが近くなるようでした。日中観光で歩いたりしていればそこまででもないけど、空港へ向かって飛行機に乗るだけみたいな時は1時間もするとトイレ休憩しないとって感じになりました。

オリャンタイタンボ~クスコ間は約2時間、行きは途中でマラスの塩田に寄ったのでトイレタイムが取れて問題なく、帰りはまっすぐ向かうのでタクシーの運転手さんに「1時間後ぐらいにトイレに寄ってほしい」とお願いして立ち寄ってもらいました。行きの道すがら、レストランなどが「トイレあり」って看板を出していたので、少しチップを置いて寄る感じかなーキレイだといいなーって思っていたらガソリンスタンドの清潔な無料のトイレに寄ってくれました!運転手さんありがとう!

後で調べたら利尿作用があるとのこと。駅や博物館、もちろんカフェなどには必ずトイレがあるし、割とキレイなので困ることなく過ごせました。高山病の薬の話というよりトイレの話になってしまいましたが…、これから行かれる方のご参考になれば幸いです。

微小藻亭日乗

Microalgae Design Lab.のクンショウモです。作品のことなど

0コメント

  • 1000 / 1000