先日、東京の荻窪駅にある中野活版印刷店さんに行ってリソグラフで作品を印刷してもらってきました。初めて目の前でリソグラフ印刷機が動いているのを見て、そしてとてもキレイに刷ってもらえて感動でした!ずっとワクワクしっぱなしでした。
中野活版印刷店さんは2024年4月から岩手県遠野市へ移転されるとのことで、移転前に慌ててお伺いしたわけなのですが、実際に印刷してもらいながらアドバイスをいただけるのはとても貴重な体験でした。
今回刷ってもらったのは、
1)デザインペーパー(3色刷り)、シール紙にも同じ柄を
2)正方形のメッセージカード+蔵書票
3)封筒
の3種類です。
ここの良い所は何といっても、紙を持ち込めるのが最高に嬉しくてありがたいです!!好きな紙を色々選んで刷りたい。そんな思いをかなえてくれる場所があるなんて。
こちらは現地で刷ってもらった時の写真です!刷った直後って、インクが乾いていなくてしっとりしたツヤが出てるんです。刷りたての「生」って感じで、現地でないと味わえない醍醐味でした。
反省点とかちょっとした制作のポイントなどを忘れないように書いていきます。
1)デザインペーパー(3色刷り)、シール紙にも同じ柄を
インク:水色+橙+ゴールド
3色はズレやすいそうです。一度に2色まで刷れて、それをもう一度印刷機に通すのでズレやすく、また、インクが濃いと擦れてしまうので今回のように一日で刷らずに翌日まで置いて乾かしてから刷った方がいいとのこと。つまり、ネット注文の場合は少し余裕を持った方が良いってことですね。
↑タブロに刷りました。絶対安定の可愛さ。
↓ファーストヴィンテージ2色と、下はリアクション。ファーストヴィンテージは色が濃い目なのでインクが見えるかなと思いましたがキレイです!リアクションは色の選び方で面白い効果が出そう。白+不透明っぽい色がいいのかな。
↓左から、クリーム色の書籍用紙、ファーストヴィンテージのターコイズとスカーレット、タブロ
↓シール紙にも印刷してもらえました。これは楽しい❤クラフト紙のシールも買っていけば良かった。絶対かわいいに違いない。
なかなかシール紙持ち込みで印刷してもらえるところはないので貴重です。
2)正方形のメッセージカード+蔵書票
こちらはイメージ通りの所もあれば反省点も多々ありました。
インクは、
・水色×橙
・若葉×蛍光ピンク
水色×橙は最高に可愛いです!!特に黄色い紙のポルカレイド バナナ色がとにかく可愛い。
蛍光ピンクも、華やかなのにレトロ感あってとにかくキレイ。
水色×橙はインクの濃さが同じ位なので原稿のイメージ通りか、ちょっと薄かったかなーという位に印刷できました。
若葉は思ったより色が濃く強く出て、所々2版目の蛍光ピンクが負けちゃった所がありました。原稿が同じ黒50%でも印刷した時の色の強さが違うので、色見本をよく見て、できれば試し刷りをした方が良いと思いました。
3)封筒
通販用の封筒はとてもキレイに出来ました!!紫×緑インクです。普通のクラフト封筒がこんなにお洒落になるなんてすごい。
ぽち袋のような小さい封筒にも印刷できるそうですが、かなりズレるので1色刷りが良いそうです。
刷ってみて気付いたミス
・蔵書票をカットするためのトンボを、オレンジやピンクの版に入れてしまって切る時やりづらい
・なぜか枠線が残っている…(最後アウトラインで作業して消し忘れた)
・所々消し忘れがある
自宅でプリントして確認するの大事ですね。
その他あれこれ
紙によってズレが変わるそうなので、今回のように色々な紙を持っていくとそれぞれ出来上がりが変わってきます。印刷の際に位置合わせを丁寧にしてもらえて感謝です。もちろん多少はズレますが、この程度のズレで済むんだな、というか…。印刷屋さんによって違うんだなーとしみじみ。ここなら、これからも安心してお任せできると思いました。
紙によってズレが変わるそうなので、今回のように色々な紙を少しずつ持っていくとそれぞれ出来上がりが変わってきます。
また、印刷代はA4よりA3の方が割安ですが、大きい方がズレやすいのであまりたくさん面付しない方がキレイにできるとのことでした。
色々印刷のポイントなども教えてもらったので、これからの制作に活かしたいと思います。今回刷ったメッセージカードは6月頃の完成を目指しています。
最後に中野さんと岩手トークをしてお店を後にしました。遠野のお店は古い商店をリフォームするそうで、ぜひお邪魔してみたいです。紙持ち込み(送付)で印刷もできるので、岩手旅行のついでに印刷してもらうというのも素敵ですね。
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