イベリア航空搭乗記(リマ-マドリッド、マドリッド-ロンドン)

ペルーからはマドリッドを経由して帰国。マドリッドに数日滞在してから帰ります。

再びリマのホルヘ・チャベス空港へ。ペルーを離れるのは寂しいです。もう一度訪れる日が来ることを願って。

最後まで未練がましくアルパカショップをうろうろしてから搭乗。いいお店がいくつも並んでいるので買い損ねた方も安心。

イベリア航空のリマ~マドリッド間は11時間ほどかかる長距離路線。ビジネスクラスの座席はゆったりで快適そう♪ちなみに世界一周航空券で取っても座席指定料金は指定の際に別途支払う必要があります。

機内に入ると、皆さん「オラ!」と挨拶してくれて、あっスペインだなーって感じ。「オラ」は「ハロー」に当たる便利なスペイン語で、おはようとかこんにちはを覚えてなくてもスペインでは大体OKです。と思ってたらペルーの皆さんはちゃんとブエノスディアス(おはよう)等と言うので、滞在中すぐには慣れずちょっと戸惑ってました。

席に着くと渋くて素敵なセニョールが挨拶に来てくれました。まずはスペイン語で「元気ですか?」と聞かれたので、そこは定型文で「ムイビエン、グラシアス!(元気です、ありがとう)」と答えると、「英語とスペイン語どちらがいいですか?」との質問。ちょっと迷ったけど、練習だと思って思い切って「えっと…エスパニョール、ポルファボール(スペイン語でお願いします!!)」。笑顔で優しく「スペイン語ですね!私がこの席を担当しますので何でもお申し付けください」と言ってくれて嬉しくなりました。セニョール渋くて素敵な上に優しいなあ。スペイン語頑張るぞ!

離陸してすぐアペリティフが出され、もう一人のこれまた素敵なカトリーヌ・ドヌーヴのようなチーフパーサーのお姉さまがゆっくり目のスペイン語で声をかけてくれて、なんとかスペイン語でやり取りできてすごい達成感!お二人とも素敵で優しい…❤アメリカン航空もそうでしたが、サービスの時に「セニョーラ・〇〇」と名前を呼んでくれるのも丁寧で嬉しいです。

ここまで読むとまるで私のスペイン語が非常に上達しているかのようですが、実は前の席の方が英語だったので所々聞こえていて少しヒントがあったからで、なんとか乗り切れました。

座席には枕と毛布の他に多目的マットが。寝る時に敷いてもいいし、丸めたままで足枕にしたりも出来て便利。アメニティもシックなポーチに入っていて良かったです!歯ブラシがむき出しなのが面白い。

食事はどれも美味しくてさすが美食の国ペルーから美食の国スペインへのフライト。ワインも赤は3種類選べて、スペインワイン好きの私には最高に嬉しい。前菜はドライトマトの茄子ロール、メインはチキンのジャガイモ添え。ジャガイモ美味しい!塩胡椒入れはラス・メニーナスの王女の形。デザートのパッションフルーツアイスがチョコの苦みと合わさってこれも美味しかった。ペルーではパッションフルーツのピスコサワーやレモネードを飲んだことを思い出しました。

スパークリングウォーター(アクアコンガズ)を頼んだら、「イエロは要る?」と聞かれ、イエロ…知ってる単語…なんだっけ…あっ氷だ!氷は要らないな。「ノン、グラシアス」と言うまで待っててくれてすごい優しい。心の声が全部顔に出てたからかな?降りてからスペイン語を初めて学んだ時のうら若きセニョリータだった時の気分でいた自分に気づき、もう立派なセニョーラ(大人の女性)なのにいつまで小娘だよ!と少々反省しました。

このフライトで気付いたのですが、連れと二人でスタッガードの窓側の席を前後に取って、どっちがより窓に近い方を取るかって話し合って決めたけど、乗っている間に前後で話すこともないし二人とも窓側にすればいいのでは?と。今度からそうすることにします。

朝食はオムレツを選択。そして「カフェ・コン・レチェ(カフェオレ)はいかが?」と。もちろん頂きます。が、これがインスタントコーヒーで美味しくない!なんで?お食事は美味しいのにコーヒーだけがいまいちでした。ハーブティは何種類かあったのでそっちにすれば良かった。

トルティーヤがスペイン風のオムレツではなくて普通のオムレツだったのが意外でしたが、添えられたキノコがヨーロッパらしくて美味しかったです。

朝まだ明けぬマドリッドに到着。飛行機を降りる時は担当のCAさんお二人ともお会いできず、感謝の気持ちを伝えたかったのですが。

早朝にマドリッドに到着。眠い~。ペルーより朝は寒い!ヨーロッパのひんやりした朝の空気は気持ちがいいけど、久しぶりでこの寒さを忘れてました。日中半袖でも早朝は寒いのでお気を付けください。

入国の時、我々の前には一人で入国する若い女性が。ちょっと時間かかってると思ったら、入国管理官のお兄さん、ニコニコしながら色々話しかけていて、隣の男性管理官も身を乗り出して会話に入っている。雑談か!全く女性と見れば話しかけずにいられないのか、しょうがないな~。(私もこれまで結構それで良くしてもらってきたのであまり強く言えない)もしスペイン入国で時間がかかっているとしたら、かわいいセニョリータにちょっかい出している係員のせいです。

いざ自分の番になり、「ドンデウステバス?(どこに行くの)」と聞かれ、とっさに「マドリッド」と答えるところに「Where are you going...」とかぶせて来られて、「あ、マドリッドね」と言ってもらえて安心。間違ってなかった。ラジオスペイン語のおかげ!一瞬で入国できました。


マドリッド-ロンドン(帰国します)

さてマドリッド滞在も終えてロンドン経由で帰ります。

市内からマドリッド空港へはメトロで。メトロカードで乗る場合は空港料金を追加チャージしないといけなくて、駅で不安になりながらなんとかチャージして行きました。空港駅の改札前にもチャージ機があるので着いてからでも出来そう。

今回の旅の中で一番マドリッドのラウンジを楽しみにしていました。これはベラスケス・ラウンジかな?お洒落なソファーが並んで居心地の良い空間。お料理も色々あって楽しい。ちょうどお昼時で、食べ終わったらまた新しいお料理が。機内でも出るので食べてばかりもいられないのですが、せっかくなので少し味見を。機内と同様にハーブティのセレクトがたくさんあるのが良いです。

いざ出発。3時間の短距離路線です。それなのにフルフラットシートでとっても楽!ありがとうイベリア航空。この後ロンドン乗り継ぎからの15時間フライトを控えているので、とても気持ちと体が軽くなる。

乗っている時間が短いので、今回は英語で話してもらってわかるところだけスペイン語で返事する作戦にしました。

それにしても食事が美味しい。メインに添えられた黄色いピューレはトウモロコシで、甘くて美味しい!デザートもさっぱりして良かったです。ワインはミニボトルでの提供。リオハ大好き!ワインの前の小さいボトルはパンに付けるオリーブオイルです。

座席は一番前の窓側の通路側。一番前だと席にミニクローゼットが付いていてカバンをそのまま放り込めて便利!特にアメニティは無いけどフルフラットなだけですべてOK。

あっという間にロンドン・ヒースロー着。ここからはJALに乗り継ぎです。続きは次回!

0コメント

  • 1000 / 1000